本誌立ち読み

特集 PETボトル2017

PETボトルの新時代,その方向性

 
 PETボトルは日本の清涼飲料で大多数を占めており,飲料市場そのものといっても過言ではない。PETボトルの多様な容量と外形デザイン,現代のニーズにマッチした使い勝手は,消費者の心をつかんで離さない。特に再栓性は,飲料容器の枠を超え,幅広い産業で容器包装の基本性能として認められている。
 このPETボトルに新たな革新が始まろうとしている。清涼飲料では,長くトレンドであった容器の軽量化に一定のめどがついたことから,それに代わって容器デザインの個性化が注目されつつある。飲料以外では,他素材容器からPETボトルへの転換が試行されており,たとえば乳業界ではドリンクヨーグルトでの普及が見られる。
 そこでビバリッジ ジャパンでは,本号から3回にわたってPETボトル関連の最新情報をリポートする。まず本号では,PETプリフォーム成形機メーカーや国内のPETボトル成形機メーカーの動向,さらに各種PETボトル関連の検査機を取り上げる。次号以後は,9月11日からドイツ・ミュンヘンで開催されるdrinktecのリポートとあわせて,世界のPETボトルトレンドをリポートする。

国産のボトル用PET樹脂サプライヤーが1社に


 現在,日本国内でのボトル用PET樹脂の需要量は,63万トンに達している…続きは本誌をご覧ください。

特集の主な内容

国産のボトル用PET樹脂サプライヤーが1社に
アンチダンピング認定された中国製樹脂
コストダウンのための最新提案2例
最新プリフォーム成形機事情
国産PETボトル成形機の最新事情
PETボトル関連の検査・測定装置

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ASEAN Report フィリピン

日本の飲料産業の進出条件とは?


 

 日本の将来を憂う声は,高まることはあっても収まることはない。GDPで世界第3位,世界第11位の1億2,659.7万人(2015年)もの人口を抱える日本。この日本の未来に可能性が見いだせない企業が増えており,少子高齢化による経済規模の縮小を理由にした海外進出が旺盛だ。
 では,海外市場は本当に魅力的なのだろうか? これまでビバリッジ ジャパンは,様々な海外リポートを行なってきた。特にASEAN(東南アジア諸国連合)地域は,日系企業が活発に進出していることから定期的にリポートしてきた。
 しかし,フィリピンには日系飲料企業の進出がきわめて少ない。GDP規模も,1人あたりGDPもASEAN地域内では上位に入るにもかかわらず,である。そこでビバリッジ ジャパンは,フィリピンの飲料事情をリポートする。
…続きは本誌をご覧ください。

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本号のその他の内容

Field Report:アサヒ飲料
富士山の南北に整う高速充填ライン

Preview:drinktec 2017
4年に一度の世界最高峰“飲料サミット”

News form U.K.
健康志向の受け皿“代替飲料”

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