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特集 フルーツ・野菜ジュース

果汁・野菜汁と健康志向

 
 消費者の健康志向は,流行ではなく本流といってよい。しかも日本特有ではなく,世界のどこでも同じだ。人々は,それぞれに幸せで健康で豊かな生活を希求している。日本は社会の高齢化が進行しているため,健康志向がより強く表われる。
 このことは,飲料産業でも基本的ニーズとなっており,あらゆるカテゴリーが健康志向を強め,なんとか消費者の求める健康への期待に応えようとしている。その最たる例が特定保健用食品や機能性表示食品で,明確な健康機能性を訴求できることから,激しい開発競争が繰り広げられている。
 もちろん果実飲料や野菜系飲料でも,こうした傾向に遅れまいとして健康志向を強めている。

果実飲料市場にともる黄信号

 しかし,果実飲料全体で見れば,生産量は徐々に減少している(表1)。表1では,JAS規格に基づく100%ジュースと果汁分10%以上100%未満の果汁入り飲料,果汁入り飲料に入らない果汁分10%未満の低果汁に分類してある。このうち果汁分10%以上は,2005年が合計で126万8,731klだったが,2017年は104万1,898klへと減少した。一方…続きは本誌をご覧ください。

特集の主な内容

果実飲料市場にともる黄信号
野菜系飲料への期待
バラエティー化が進むRTD市場
輸入果汁の減少とニーズ
日本は果汁が不要になるのか?
主要果実・野菜汁ブランドの動向
主要原料果汁サプライヤーの動向
財務省貿易統計による果実・野菜ジュース輸入実績推移 2017〜2014

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特別リポート スペインの果汁産業を探る(1)

MIGUEL PARRA E HIJOS, S.A.

—スペイン産レモン果汁「LEMON KING」と
サスティナブル農業の実践

 スペインは,世界有数の農業国の一つだ。
EUでは農業生産額がフランス・ドイツ・イタリアに次ぐ第4位,農地面積はフランスに次いで第2位となる2,658万haで国土の53%を占める(2014年,農林水産省)。
特に東部や南部は地中海性気候であるため年間を通じて温暖・乾燥しており,柑橘類,米,オリーブ,ブドウ,野菜などの生産が盛んに行なわれている。
 そこでビバリッジ ジャパンは,スペイン南部のMurcia(ムルシア)県を訪問し,果汁産業の一端を2回にわたってリポートする…続きは本誌をご覧ください。

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本号のその他の内容

新企画:BJ Monthly Beverage Watch(2018年3月)
“冷凍”コーラとコーヒーが登場,温度帯で差別化なるか?
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