本誌立ち読み
ガラスびん産業の生き残り策
ガラスびん市場の縮小が止まらないー
日本ガラスびん協会がとりまとめた2012年のガラスびん出荷状況によると(表1),2012年は重量ベースで115万6,599トン(前年比97.3%)となり,生産量のピークとなる1990年の240万4,223トンから続く減少に歯止めをかけることはできなかった。さらに2012年は,統計をとりはじめた1970年(昭和45年)の138万8,529トンを下回る統計史上最悪の出荷量となり,最近の10年間で見れば2002年の146万2,056トンから約2割の市場が消失しており,重量では実に30万5,457トンを失ったことになる。
2012年出荷数量をカテゴリー別に見てみると,最も出荷重量数が多い食料・調味料が31万4,110トン(97.3%),次いで飲料が24万8,983トン(94.0%),薬品・ドリンク類が21万5,611トン(97.0%),洋雑酒が13万5,479トン(100.2%),清酒(中・小)が12万1,678トン(102.9%)などとなっている。このカテゴリー別出荷量で前年を超えたカテゴリーは,洋雑酒(ウイスキー・ワイン・焼酎類)と清酒(中・小びん)のみで,これ以外の…続きは本誌をご覧ください。
- Field Report:ホテイフーズコーポレーション
- ガラスびん飲料の受託製造の現場
本誌立ち読み
再活性化するトクホと拡大するエナジードリンクーその可能性を探る
清涼飲料は常に革新を続けながら新しいカテゴリーが創出され成長してきた。その動きは歩みを止めることはなく,さらに新しい提案がなされている。なかでも2012年は,健康感や機能性をキーワードとした製品やカテゴリーが活性化した。たとえばドリンクヨーグルトやトマトジュースは,ともに機能性に注目が集まった。さらに4月に発売されたキリンビバレッジ「メッツ コーラ」は,特定保健用食品(トクホ)に新しい可能性を示した。
またエナジードリンクが新しい市場を形成しつつある。このエナジードリンクは,まさしく日本の栄養(炭酸)飲料が欧米で花開いたカテゴリーだ。その原点は文字どおりエネルギー(栄養)補給だが,欧米での成功要因は,それに加えてスタイリッシュでファッショナブルなブランド戦略が若者に支持されたことにある。日本でも同様の試みが「レッドブル」により行なわれ市場を牽引してきたが,昨年はコカ・コーラ社やアサヒ飲料が参入して,市場規模が一気に拡大している。飲料メーカーにとっては,新市場創出のチャンスとなっている。
そこで,ここではトクホとエナジードリンクの最新情報をとりまとめた。また,トクホやエナジードリンクの製品開発に役立つ原材料,添加物などについても紹介する。…続きは本誌をご覧ください。
- 特別寄稿:炭酸飲料分析の大幅な作業負担軽減
- 株式会社 アントンパール・ジャパン
- ASEAN REPORT 2013:マレーシアの飲料事情2012/2013
- News from U.K.:ヨーグルトや機能性乳飲料の新製品
好 評 連 載 記 事 |
NEW PRODUCTS 各社新製品ニュース
コカ・コーラ
新製品や新マーケティング手法で「爽健美茶」テコ入れ
ダイドー
コーヒーブランドを「ダイドーブレンド」に集約
雪印メグミルク
スープ風野菜飲料,塩入り発酵飲料など春季製品26品
JT/日本たばこ産業
大人向け“旨苦”コーヒー,国産素材ブレンド茶ほか
アサヒ飲料
春夏向けにバヤリースやスポドリ,麦茶など改良
JR東日本WB
女性向けの果汁飲料
カゴメ
多様な付加価値で野菜系飲料市場の拡大を狙う
キリンビバレッジ
春夏向け缶コーヒー,贅沢紅茶,100%果汁の年次改良など
カルピス
果汁入り「カルピス」に新シリーズ登場
チェリオコーポレーション
「なんちゃってソーダ」と2013年「ライフガード」
伊藤園
混濁緑茶「お〜いお茶 ぞっこん」を投入し日本茶強化
森永乳業
「TBC」ブランドに新型紙容器,10種の果汁入り発酵乳など
オハヨー乳業
果汁入りのむヨーグルト,乳性飲料など春夏向け13品
協同乳業
濃厚メロンミルクなど3品
明治
ドリンクヨーグルト,フルーツラテなど17品発売
UCC上島珈琲
新工場の本格稼働とボトル製品強化
日本サンガリア
PET入り無糖紅茶,缶コーヒー3品など
不二家
果汁10%のバナナオレなど
エルビー
「味わいカルピス」2品など発売
エーザイ
美容系小びんドリンク
ポッカサッポロ
「がぶ飲み」シリーズ拡充と「玉露入りお茶」刷新など
ヤクルト本社
「ヤクルトAce」投入などで店頭ヤクルト類を強化
トーラク
美容訴求の豆乳飲料
AGF
専門店仕様のアイスコーヒーなど
ハウスウェルネスフーズ
びん入り「ビタミンレモン」シリーズ刷新
サントリー食品
基幹ブランドを中心に春の新製品を18品投入
…詳細は本誌をご覧ください
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