本誌立ち読み
天候を追い風に成長続く飲料市場
清涼飲料は市民生活の基盤を支える安定した産業であることを再認識しつつも,やはり天候に大きく左右される産業であることも再確認させられた。2013年上期は,良好な天候と猛暑の恩恵を受け,清涼飲料市場は1〜7月で前年比103%程度に成長したと推測される。
2013年上期は茶系飲料,炭酸飲料市場が活性化
2013年上半期の清涼飲料市場は,販売数量で103%で推移したものと推定される。今年は大型の新製品やヒット製品には恵まれていないが,各社とも主力ブランドの強化や,弱点の補強などの地道なマーケティング・営業展開を進めている。こうしたなか,2013年上半期は市場規模が大きな茶系飲料と炭酸飲料が活性化し,前年を超える成長を見せている。
さらに好天による後押しもある。6月以降は気温の高い日が続いたことや熱中症の話題から,スポーツドリンクが大幅伸長した。7月に入ると全国的に早い梅雨明けとなり,西日本を中心に猛暑日が連続し“西高東低”が続いた。7月後半から東日本にも再び猛暑が戻り,全国的に猛暑日が連続したことも市場拡大を後押ししている。気象庁が発表した9〜11月の3カ月予報では,本州付近は8月以後も10月にかけて平均気温が高いとされているため,前年と同じく飲料市場は活況が続くと期待できそうだ。
2013年1〜7月の新製品発売点数は合計で929点とな…続きは本誌をご覧ください。
特集のその他の主な内容
2013年上期は茶系飲料,炭酸飲料市場が活性化
コーヒー戦略と激化する競合
老舗ブランドへの集中とリスク
通期では過去最高を更新する?
主要飲料メーカーの動向
2013年上半期 会社別 新発売品一覧
- その他の主な内容
- Special Report
- 世界最大のベリー系果汁サプライヤーと日本 オーストリアジュース
- News from U.K.
- 機能性は乳製品でも流行中
好 評 連 載 記 事 |
NEW PRODUCTS 各社新製品ニュース
キリンビバレッジ
若年層狙う小型PETコーヒー,大人向け果汁炭酸ほか
雪印メグミルク
抹茶ミルク,キウイ味の野菜系飲料ほか
キッコーマン飲料
新フレーバー豆乳飲料と豆乳スープ
カルピス
ブドウ味カルピス2品としょうが湯
アサヒ飲料
トクホの「三ツ矢サイダー」,「大人ワンダ」など
ダイドードリンコ
「デミタス」シリーズを「ダイドーブレンド」傘下に
森永乳業
混濁リンゴの濃厚ジュース,キリマンコーヒーなど
伊藤園
女性社員による企画・開発飲料,「TEAS'TEA」刷新ほか
コカ・コーラ
バニラ・コークとアイス専用珈琲
エルビー
黒ごまと豆乳使用の乳飲料
サントリー
特保「伊右衛門」登場,「ボス」刷新,加温製品など
JT
アンズ炭酸とホット珈琲
ポッカサッポロ
缶入りスープ2品
協同乳業
果汁使用の期間限定3品
カゴメ
刷新「すっきりビタミン」,当年産「トマトジュース」
日本サンガリア
カロリーオフのラムネなど
…詳細は本誌をご覧ください
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