本誌立ち読み
特集1
2015年上半期清涼飲料市場報告
外的要因と天候に恵まれた2015年上半期
2015年の上半期清涼飲料市場は,増税の反動と天候が後押ししている。消費税増税から1年が経過して増税ショックが和らぎつつあるが,一般加工食品は円安の影響で悪化した収益環境を回復すべく値上げに踏み切っており,清涼飲料は値上げから取り残されている。財布のひもが緩みつつあるとしても,消費者の飲料への出費配分は相対的に減少しているといえるだろう。
円安による輸入原料等の高騰は,輸入原料に頼る飲料産業にとっては厳しい経営環境だが,好天による販売数量増が貢献しており,2015年は1〜7月で前年比1%程度の成長と推定できる。1〜3月は前年の消費税増税を控えた仮需の反動から前年割れが続いたが,4〜6月は増税による買い控えからの反動で前年超えを確保した。特に5月の大型連休は全国的に好天に恵まれたほか,新世代のニアウォーターに話題が集まった。
6〜7月前半は天候良好とはいえなかったが,7月中旬の台風一過で猛暑が到来し,清涼飲料の最需要期を迎えた。気象庁の発表によれば,全国928地点の観測地点のうち今年初めての猛暑日(35℃以上)を記録した7月9日から8月16日までを見ると,7月18日と23日を除いて毎日猛暑日となっている。
カテゴリー別動向
2015年1〜7月の清涼飲料市場をカテゴリー別に見ると,炭酸飲料,茶系飲料,ミネラルウォーターが前年を上回った一方で,コーヒー系…続きは本誌をご覧ください。
- 特集の主な内容
- カテゴリー別動向
- OBPPCと飲料開発
- 2015年は前年を超えるか?
- 主要ブランド別動向
- 2015年上半期 会社別 新発売品一覧
本誌立ち読み
特集
2015年上半期ビール系飲料市場
新たな成長戦略を模索,プレミアム,クラフト,機能性
2015年上半期(1〜6月)もビール系飲料市場の減少傾向に歯止めはかからなかった。2015年上半期のビール系飲料市場の課税数量は,前年同期比0.6%減となっており,過去最低を3年連続で更新している。各社とも縮小を食い止めるべく対策をとっているが,2015年は大手4社の方向性に違いが生じつつあるように見える。個性をより強く発揮しなければコモディティー化が加速し,ますます市場が縮小してしまうからだ。それでも2015年上半期のビール系飲料市場は,プレミアムビール,クラフトビール,機能系ビール類の3ジャンルが脚光を浴びた。
一方,アルコール分0.00%のビールテイスト飲料市場は,2015年1〜6月で約8%増と前年を上回って推移したものと見られる。今年は特定保健用食品や機能性表示食品が投入されたことから注目を集め,再び活性化している。…続きは本誌をご覧ください。
今号のその他内容
- Field Report:株式会社チェリオコーポレーション滋賀工場
- アイデンティティーと未来を見据えた新工場
- 特別寄稿:クラフトビールにおける分離・濾過工程の最適化
- GEAウエストファリアセパレータージャパン株式会社
- News From U.K
- ひと味違う乳製品を見る
好 評 連 載 記 事 |
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