本誌立ち読み
特集:PETボトル2023 【1】
ポストコロナ時代のPETボトルと飲料産業
世界が新型コロナウイルス感染症拡大という災禍から抜け出し平時の経済活動へ回復するにつれ,飲料産業を取り巻く環境も変化を始めている。世界的な人手不足,インフレーション,国際物流の問題,戦争,観光公害など,コロナ禍以前とは様相が異なっている。その影響を受け,PETボトル飲料も新時代に向かって動き始めている。
世界の飲料産業では,PETボトル,ガラスびん,金属缶が主力3容器だ。地域によって構成比に違いがあるものの,PETボトルが世界を席巻していく方向性で合意しているように見える。世界中でPETボトルが広く利用され,普及を続けている。
PETボトルは,PET樹脂を加熱して可塑化し,金型内に高圧で射出してプリフォーム(パリソン)を成形,さらにブロー金型内で高圧エアーにより二軸延伸ブロー成形して製造する。これを1台の成形機で実施する製造法を1ステージ(1ステップ)方式と呼ぶ。1ステージ方式は比較的中・小量生産機が多く,複雑な形状や肉厚ボトルを製造している。用途先は,清涼飲料,乳製品,加工食品,化粧品,トイレタリー,日用品と幅広い。
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特集の主な内容
速報:下期PETボトルの落札額公表
PETボトルへの直接印刷技術が開発される
PETボトル成形機メーカーの動向
PETボトル成形付帯設備の最新情報
PETボトル関連検査機器の最新情報
本号のその他の内容
- Field Report:キリンビバレッジ株式会社湘南工場
- 新世代の世界標準を狙う低酸性飲料の新・無菌充填システムの商業運転開始
- 新素材
- 機能性表示食品対応の新規素材が登場
- マーケティング1:ビール4社の下期戦略
- 酒税改正を契機にビールの需要拡大策で攻勢に出る
- マーケティング2:モンデ酒造
- 独自性を追求する小規模ワイナリー —ボトル缶充填ラインと自社栽培の強化 —
- 新技術: UPMキュンメネ
- カーボンネガティブを実現する森林保護活動
- トレンドレビュー
- サスティナビリティでコーヒーブランドを差別化
- BJ News Letter
- 海外の新製品・注目製品 2023年 10月号
- News from U.K.
- ニッチな需要に金鉱脈を見る
好 評 連 載 記 事 |
NEW PRODUCTS〈清涼飲料・牛乳・乳製品〉
NEW PRODUCTS〈ビール・RTD/酒類〉
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BJ Market report〈毎月の市場概況〉
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