本誌立ち読み
特集:ガラスびん2024
再び減少局面に転じたガラスびん
ガラスびんが再び減少局面に転じた。ガラスびんの必要性を説く声はブランドオーナーだけではなく,消費者からも聞こえる。しかし,ガラスびんの出荷量は減少が続いており,現実と乖離している。
日本の利便性を極度に追求する性癖が産業界を発展させ,生活を豊かにしてきた。世界の先端を走っていることは“ガラパゴス化”と揶揄されることが証明している。
ガラスびんは,利便性の対極にある容器だ。密封できる保存容器としては最古といえ優勢は長く続いてきたが,現在はプラスチック容器に取って代わられる運命だ。特に近年の環境負荷低減トレンドで重視される軽量化を例にすれば,比重が重いガラスびんに優位性はない。もちろん,ガラスびん産業は,超軽量,ウレタンコーティング,100%高カレット率のガラスびんなど,他素材容器に先んじて開発,商業化してきた。それでも常用品としては重く,捨てにくく,荒い扱いで割れるデリケートな容器だ。
…続きは本誌をご覧ください。
特集の主な内容
出荷量は再び減少に転じる
「ビアボール」第2章は若者に強力集中
東京のご当地飲料「ホッピー」のブランディング戦略
ガラスびんアワード発表
BJインタビュー 日本ガラスびん協会
ガラスびんの産業環境と将来課題
日本ガラスびん協会会長 野口 信吾氏(東洋ガラス株式会社 代表取締役社長)
ガラスびんとサスティナビリティ
森永乳業,リターナブルびん廃止
主要製びん各社の動向
本誌立ち読み
特集:飲料の新製品開発2024
新たな飲料開発の向かう先を探る
2023年の清涼飲料水の生産数量(容量ベース)は前年を上回った。猛暑効果に加えコロナ禍後に回復した人流や各種イベント,インバウンド需要などが後押ししたことが要因だ。一方で生活物資全般の値上がりにより,消費者の生活防衛意識はいっそう高まっている。さらにブランドは選択と集中を加速させており,目立った新製品やヒット製品が見当たらない。たとえば緑茶飲料やミネラルウォーターはコモディティー化が進み,プライベートブランド(PB)の存在が無視できない。こうした市場環境は2024年も続くと予想されており,市場を活性化させる新製品の登場が待たれている。
製品開発では,主原料だけではなく添加物や素材も大きな役割を果たしている。そのためこれらの選択は重要で,効果的に使いこなすことが求められている。本特別企画では,飲料・乳業・酒類の新製品開発に寄与するサプライヤーからの最新提案についてまとめた。
…続きは本誌をご覧ください。
本号のその他の内容
- Field Report:アルテック株式会社/アルテック新材料株式会社
- “安全が一丁目一番地”を掲げる最新の PETボトルリサイクル工場
- 新技術
- PETボトルリサイクルを巡る話題2例
- 新素材:太陽化学
- 高発酵性の食物繊維としてグアーガム分解物を訴求
- News from U.K.
- 独自ポジショニングに生き残りのヒントを学ぶ
- トレンドレビュー
- 乳業大手が相次ぎ植物性飲料市場に参入
- BJ News Letter
- 海外の新製品・注目製品
好 評 連 載 記 事 |
NEW PRODUCTS〈清涼飲料・牛乳・乳製品〉
NEW PRODUCTS〈ビール・RTD/酒類〉
NEWS HIGHLIGHTS〈産業ニュース〉
BJ Market report〈毎月の市場概況〉
BJ DIGEST
People & Industry
バックナンバー案内
統計資料
INTERNATIONAL NEWS
お申込み・お問い合わせ
飲料総合専門誌 ビバリッジ ジャパン
株式会社ビバリッジ ジャパン社 販売部
TEL 03-3989-8707 FAX 03-3989-8727
問い合わせフォームよりお問い合わせいただく場合は、こちらからお願いします。