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特集 缶飲料市場2016

缶飲料市場は,ボトル缶が次世代容器になっていくか?

 飲料容器は,缶,ガラスびん,PETボトル,紙容器の4大容器で構成されている。飲料缶にはSOT缶とボトル缶があり,出荷量が徐々に減少しているものの,飲料産業にとって市場を担う必要不可欠な容器だ。
 飲料缶は,きわめて高い汎用性が武器である。製缶の生産性のみならず充填速度も圧倒的に高速で,大量生産による生産性は他容器の追随を許さない。陽圧から陰圧まで対応し,レトルト殺菌も可能で,液体はいうまでもなく,大型の固形物でも充填可能だ。またアルコール,酸,アルカリ,油脂にも耐える。SOT缶の二重巻締めは,接着剤を用いずに密封性を確保する。そのうえ長期保存に耐え,過酷な長距離輸送もできる。リサイクルは磁石を用いて容易に分別でき,再生品の用途先は限りなく広い。

過去最高を記録したボトル缶市場とその将来性


 2000年にボトル缶が日本市場に登場してから16年,ついにボトル缶は過去最高の市場規模を達成した。アルミ缶リサイクル協会の推定によれば,2016年のボトル缶出荷量は30.0億本に達するという(表1)。この数量はアルミボトル缶のみであるから,スチールボトル缶を加えれば,ボトル缶全体では31億本を超える市場規模になると推定される…続きは本誌をご覧ください。

特集の主な内容

市場の拡大が続くRTD
市場構造が変化する缶コーヒー市場とブランド戦略
缶のリサイクルと軽量化は一段と進む
キリンのアルミ缶軽量化
主要製缶メーカーの動向
多品種生産に対応する充填システム

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本号のその他の内容

Field Report:キンキサイン株式会社 徳島本社工場

地方の受託充填工場における活路の見いだし方

News From U.K:容器で価値を高める新製品を見る

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