本誌立ち読み

拡大続く清涼飲料市場，その先を見通す

　
　清涼飲料市場の拡大が続いている。2018年は，猛暑や自然災害による需要増，炭酸・非炭酸飲料を問わず無糖化傾向が拡大，PETボトルコーヒーで商機拡大といった要因から，市場は前年比２％程度の成長と推定される。これは９年連続の増加で，過去最高を更新する。
　１人あたりの消費量は，2017年が約170Lだから，2018年は173L程度と推定される。これは500mlのPETボトルに換算して約345本となり，すべての国民がおおむね１日１本を消費したことになる。
　清涼飲料の拡大は，リーマンショックがあった2009年に前年比98.1％を記録した後，2010年から現在まで８年連続で成長してきた。2009〜2017年の増分は366万6,600klで，2017年の人口である１億2,672万人で換算すると，１人あたり約29L増となる。
　このように清涼飲料は，生活必需品として生活に深く根付いた。このことが清涼飲料産業の転換期を示している。本特集では，2018年清涼飲料市場や主要ブランドの動向とともに，2019年の市場を予測する。 …続きは本誌をご覧ください。

特別企画の主な内容

清涼飲料市場と天候
新製品とブランド戦略の変化
カテゴリー別動向
苦境の自販機への回復施策
飲料製品の値上げ表明が広がる
次世代の清涼飲料，姿・価値
2019年の市場予測
主要ブランドの動向
2018年 会社別 新発売品一覧

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