本誌立ち読み

特集 ガラスびん2020

出荷量が100万トンを下回る,ガラスへの逆風はやむのか?

 ガラスびんは,時代から取り残されていくのだろうか?
 人々が利便性と簡便性を極めて快適な生活を享受している一方,世界的に容器包装をターゲットにした環境保護を求める声が高まっている。気温上昇や異常気象といった人類にとって過酷な現象が発生するたび,その進行を食い止めようという気運は高まる。直近のトレンドは,脱プラスチックだ。
 ガラスびんは,原点となる容器包装の一つであり,他の包装材開発において標的にしてきた“仮想敵”だ。
 しかし,その時代は終焉を迎えつつある。ガラスびんは時代に忘れ去られる路を歩み続けるのだろうか?

100万トンを下回った2019年出荷量

 日本ガラスびん協会の発表によれば,2019年のガラスびんの出荷量は98万3,281トンで,前年比94.4%となった(表1)。ガラスびんの…続きは本誌をご覧ください。

特集の主な内容

100万トンを下回った2019年出荷量
新・ガラスびんアワード発表
ガラスびん3Rは自治体とリユースに注目
ガラスを活かし尽くす
主要ガラスびんメーカーの動向

特別インタビュー:日本ガラスびん協会 会長:石塚 久継 氏
環境意識の高まりをガラスびんへの注目と需要創造につなげる
ルポ:富士ボトリング株式会社
現代型のリターナブルびんシステムを模索

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特別企画 飲料製造とプロセス処理技術

進化が続くプロセス機器の最新事情

 飲料産業は,新製品によって革新,すなわち新しい味わいやカテゴリーのみならず飲用スタイルをも創造し,市場の成長を促してきた。これこそが,飲料産業を持続的に発展させる原動力だ。だから,飲料産業の成長における原材料やプロセス処理が果たす役割はきわめて大きい。
 プロセス処理,たとえば乳化,抽出,分離,溶解,調合,混合,濃縮,殺菌といった処理は,飲料製品そのものを作る工程だ。飲料の成否をつかさどる根幹とすらいえる。
 一方で飲料製造は,自社工場と受託製造工場という生産システムで成立しているため,標準化が進められており差異化が難しい。また,プロセス機器は味作りだけではなく,効率化や省エネのほか,働き方改革や労働力不足にも対応しなければならない。
 たとえば…続きは本誌をご覧ください。

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本号のその他の内容

Field Report:アピ株式会社
超小型PETライン増設で機能性飲料の受託生産体制を強化
トレンドレビュー:BJ Monthly Beverage Watch(2020年2月)
戦略の違いが際立つコーヒーブランド

好 評 連 載 記 事

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2023年月12号 No.503LinkIcon
特集:PETボトル2023 2


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