本誌立ち読み

特集 PETボトル2021

次世代のPETボトルへ革新機会を探る(1)



 
 PETボトル飲料は,日本の清涼飲料を代表する容器となって久しい。2020年は生産量(容量)の76%を占めるまでになっており,まさしくPETボトルなくして清涼飲料市場は成立しない。
 そのため,製品開発,マーケティング,製造,流通といった各工程でPET樹脂・ボトルの特性の影響を受ける。たとえば,透明容器のため透明な液色や耐光性が求められる,充填方式は熱間充填または冷温・常温充填に限る,長期保存に向かない,形状の自由度が高い,クロージャーを装着できる,などだ。
 PETボトルの本格的な普及は,国産製品で小型ボトルの使用自粛を解除した1996年がスタートとなる。それまで主力だったSOT缶(金属缶)に比較し,製品液が見える安心感,クロージャー(当時はアルミPPキャップ)によるリシール性があり持ち運びが便利,などの容器特性に加えて,何より“金属缶ではない新容器”が消費者の心を一気につかみ取った。
 現在,盤石の地位を築いたPETボトル・PETボトル飲料の課題とは何だろうか? ビバリッジ ジャパンは,PETボトルの成形からリサイクルまでを複数回にわたってリポートする。

8割に迫るPETボトル飲料
 表1のとおり,PETボトルの構成比は2020年で76.0%(生産量)で…続きは本誌をご覧ください

特集の主な内容

8割に迫るPETボトル飲料
PETボトル飲料の成長は続くか?
PETボトル成形機の動向
PETボトル成形機の付帯設備
検査および関連機器
搬送および関連機器

本号のその他の内容

プレビュー
第6回ドリンク ジャパン
新技術:物流システムの IoT進化
物流をリアルタイムで効率化する IT技術
Field Report:四国化工機
豆腐の先端工場と自動化事例
マーケティング
ハードセルツァーは日本にも浸透するか?
トレンドレビュー: BJ Monthly Beverage Watch2021年8月)
コーヒーのコラボデザイン缶再び
News from U.K.
革新を起爆剤に成長できるか? ウォーター市場の最新製品

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特集:PETボトル2023 2


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