特集の目次
- エスエヌケイエス・プロコマック
- ABF無菌成形充填システム
- 澁谷工業
- 飲料用ボトリングシステムにおける新技術の紹介
- 三菱重工食品包装機械
- PETボトル用電子線殺菌無菌充填システム
- コーレンス
- SACMI社のコンプレッション成形技術と最新成形機「CBF」
- アントンパール・ジャパン
- 飲料製造におけるプロセス管理のメリット
- 東京計装
- 充填機に適したコリオリ質量流量計の開発
- 日本テトラパック
- テトラパックの粉体技術とプロセスコンポーネント
- GEA プロセス エンジニアリング
- 濃縮工程における省エネ技術
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本誌立ち読み
険しさ続く市場環境で,新機軸を模索する
2010年のビール系飲料(ビール,発泡酒,新ジャンル)の課税数量は,前年比2.8%減の約4億5,917万函(1函=大びん20本換算)となり,現行の統計を取り始めた1992年(当時はビールのみ)以降でみると6年連続で過去最低を更新した(表1)。
猛暑を追い風に最需要期である7〜9月は1.0%増となったものの,ハイボールやビールテイスト飲料など他の酒類や飲料へ消費が移行したほか,課税数量にはカウントされない低価格の輸入新ジャンルの拡大などが響いた。猛暑効果で伸長した清涼飲料にとっては“景気より天気”といえるが,ビール系飲料には当てはまらなかった。しかし冷夏であれば,さらに消費が減少していたのは間違いないであろう。
こうしたなか,サントリー酒類とサッポロビールの2社がともに前年を上回り,シェアを拡大している。メーカー別シェアでは,昨年首位のキリンビールが1.0ポイント減の36.7%,かたやアサヒビールは前年並みの37.5%と2年ぶりに首位を奪回した。サントリー酒類は0.6ポイント増の12.9%となり,サッポロビールは0.3ポイント増の12.0%となった。
カテゴリー別では,ビールは3.6%減,発泡酒が17.7%減と前年割れした一方で,新ジャンルが8.7%増となった。新ジャンルの構成比は前年比3.5ポイント増の32.8%と大幅に伸び,初めて3割を超えた。
ただ,これまでビール系飲料の牽引役であった新ジャンルも伸びが鈍化してきており,今後は伸び悩むとの見方が多い。このように国内ビール系飲料市場の縮小が予想されるなかで,チューハイやハイボール,ウイスキー,梅酒といった非ビール分野のほか,海外市場などに新たな成長戦略を求める動きが加速している。本特別企画では,2010年のビール系飲料市場を振り返るとともに,2011年の各社のブランド戦略についてリポートする。
2010年のビール系飲料市場
カテゴリー別動向
2010年のビール系飲料の課税数量は,前年比97.2%の581万3,110klとなった。その構成比は,ビール50.2%(−0.4ポイント),発泡酒17.0%(−3.1ポイント),新ジャンル32.8%(+3.5ポイント)となり,新ジャンルの拡大が続いている。
▶ビールは291万7,811kl(96.4%)となり,8年連続の減少となった。トップブランドの「スーパードライ」が1億1,265……続きは本誌をご覧ください
その他の内容
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特別企画Ⅱ:試作用機器
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