本誌立ち読み
特集:ガラスびん
ガラスびんは産業構造改革の達成にいち早く向かうか
ガラスびん産業は,構造改革をいち早く達成するかもしれない。装置産業である容器製造も飲料製造も,需要変動に対して供給能力を柔軟に変更できない宿命を抱えている。特に容器産業は大量生産の追求によって発展しており,需要に対して供給能力は膨大な設備投資とともに階段状に増強されてきた。
これと同様の事象は縮小局面でも生じる。ガラスびんの出荷量は1990年の240.4万トンを境に減少が続いており,2022年は93万3,056トン(前年比103.4%,表1)にまで減少している。ガラスびん製造(製びん)各社は,この需要減に応じるように減産対応をしてきた その結果,ガラスびんの需給バランスが均衡に向かい,製びん各社は収益性をともなう健全性を獲得しつつある。本号では,主要製びん各社の動向を中心にガラスびん市場をまとめる。…続きは本誌をご覧ください。
特集の主な内容
前年超えになったガラスびん出荷量
ガラスびん産業の構造改革
サントリーが見せる“ビール”への新アプローチ
第19回ガラスびんアワード発表
課題山積のガラスびん3Rとリユース拡大への挑戦
特別インタビュー:日本ガラスびん協会専務理事 山田 重紀 氏
ガラスびん広報と新時代の協会運営を聞く
高級品市場がリターナブルびん需要を新創出
環境負荷低減とガラスびんの価値
主要ガラスびんメーカーの動向
本誌立ち読み
特別企画:飲料の新製品開発2023
新たな局面を迎える製品開発の次の一手とは?
世界各国では新型コロナウイルスに関する規制が次々と撤廃され,制圧から共存へと転換を図っている。日本も遅まきながら追随しており,2023年5月8日には感染症法上の位置づけが「5類」となる見通しだ。これに先行して3月13日からはマスクの着用が個人の判断にゆだねられており,事実上のポストコロナへ移行している。外食,会合や接待などの本格的な回復に加えて,インバウンドによる需要回復も期待でき,清涼飲料や酒類の市場に追い風だ。
2022年の清涼飲料市場と酒類最大の市場であるビール系飲料はともに前年を上回っており,改めて盛夏期の天候と人出が成長にとって重要な要素であることを示した。最終製品の値上げによる買い控えは止められないが,それは値上げ価格に慣れるまでの一時的なもので,最終的に消費者は受け入れざるをえない。それだけにブランドオーナーには,消費者の選択を消極的要因から積極的要因に転換させるような革新的な製品の開発が期待されている。
この点で製品開発における添加物や素材の役割や選択は重要で,また効果的に使いこなすことが新製品開発では求められる。本特別企画では,飲料・乳業・酒類の新製品開発に寄与するサプライヤーからの最新提案についてまとめた。
…続きは本誌をご覧ください。
本号のその他の内容
- 新技術: UPMキュンメネ
- バイオ MEGで化石原料に頼らない未来へ
- 特別リポート:タイ飲料市場と日系飲料企業(1)
- ハウス&オソサファ,ビタミンC飲料市場の確立とこれから
- 新素材:クリスチャン・ハンセン・ジャパン
- 新たなノンアルコールビール開発が可能な酵母を提案
- 特別企画:飲料の新製品開発 2023
- 新たな局面を迎える製品開発の次の一手とは?
- マーケティング
- 01ビール回帰でマーケティング施策を強化
- 02踊り場の RTD市場,新製品で再成長をめざす
- トレンドレビュー
- コーヒーブランド頂上決戦,コカ・コーラ vsサントリー食品の戦略
- News from U.K.
- 活況続く世界のウェルネス・ショット飲料市場
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