本誌立ち読み

特集 ガラスびん2021

試練が続くガラスびん,次世代への道筋を模索




 コロナ禍は,利便性とコストダウンのみを追求してきた日本の容器包装に,価値と機能の再点検を要求している。ガラスびん市場は,コロナ禍で大打撃を被っており,2020年の出荷数量は前年比91.0%となった。この減少幅は,他の代表的な容器であるアルミ缶(前年比95.5%,飲料用,経済産業省発表),紙容器(100.1%,飲用牛乳等生産量,農林水産省),PETボトル(97.1%,PETボトル入り清涼飲料水生産量,全国清涼飲料連合会)と比較しても厳しく,スチール缶(91.2%,スチール食缶,経済産業省)に匹敵する。

大幅減になった2020年のガラスびん出荷数量

 日本ガラスびん協会によると,2020年1〜12月のガラスびん出荷数量は …続きは本誌をご覧ください

特集の主な内容

大幅減になった2020年のガラスびん出荷数量
新たな挑戦に向かう日本ガラスびん協会の広報活動
ガラスびん3Rとコロナ禍
サントリーのジン戦略に見るガラスびんマーケティング
リターナブルびんと時代の変化
ガラスびん産業と将来への道筋
主要なガラスびんサプライヤーの動向

本誌立ち読み

特別企画 プロセス処理技術

飲料製造と最新プロセス機器
—製品開発,省人化・省力化など多様化するニーズに応える—


 新型コロナウイルス感染症の拡大によって,消費者は行動が制限され,生活様式や嗜好が一変している。当然,飲料産業も大きな影響を受けており,(一社)全国清涼飲料連合会によると2020年の容器入り清涼飲料水の生産数量は前年比96.1%となり,2年連続の前年割れになった。
 コロナ禍で“新しい生活様式”が叫ばれているものの,清涼飲料市場の拡大に向けて新製品の果たす役割は変わらず重要だ。コロナ禍によって生じた変化と需要を取り込み,消費者をより満足させる個性的な飲料製品が求められている …続きは本誌をご覧ください

本号のその他の内容

トレンドレビュー:BJ Monthly Beverage Watch(2021年2月)
主力ブランド戦略を点検する
News from U.K.
試される容器選択—特性をいかに活用するか—

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