本誌立ち読み
特集:PETボトル2024
次世代につなぐPETボトル飲料製造システムを探る[1]
PETボトル飲料が清涼飲料を代表する現在,飲料メーカー自身による容器製造,充填包装という一貫生産がさらに拡大している。これは,ガラスびんや飲料缶を飲料(ビールを含む)メーカーが自製してきた歴史の踏襲だ。だからPETボトル飲料でも同様に飲料メーカー自身による容器製造は必然とすらいえるが,そのためには容易に容器を製造できることが要件になる。ガラスびんや飲料缶の製造には多くの専門知識と設備(工程)を要することから容器メーカーの支援が不可欠で,容器メーカーが飲料工場に近接・隣接し,あるいは飲料工場内で容器を製造・供給してきたという歴史がある。
これに対してPETボトルは,プリフォーム成形,容器成形という2工程,2台の機械で製造でき,キャップは成形機1台だけでよい。当然それぞれに付帯設備が必要であるものの,ガラスびんや飲料缶に比較して簡素な設備群で製造できる。つまりPETボトルとはコストミニマムの実現であり,それゆえにメインストリームに躍り出て,いまだ他素材の追随を許さない。飲料産業にとって“究極”といえる。
そのためPETボトル製造システムは,飲料製造ラインの一部として飲料メーカーの要請に応えて進化を続けている。本号では,PETプリフォーム射出成形機やPETボトル成形機,付帯設備として高圧コンプレッサー,金型,プリフォーム/容器検査機等を取り上げる。なお,充填・包装・搬送・ラベリング等は,本誌№514(2024年10月末発行予定)で掲載する。
…続きは本誌をご覧ください。
特集の主な内容
PETボトル成形機器は飲料製造設備の一部にー顧客サービスで差別化
プリフォーム射出成形機を巡る動向
PETボトル成形機の進化
コンプレッサー
容器検査機
本誌立ち読み
特別企画:2024年上期ビール系飲料市場
ビールへの回帰は市場縮小に歯止めをかける起爆剤になるか?
ビール系飲料市場は2024年も減少が続いている。2024年上期(1〜6月)のビール系飲料(ビール,新ジャンル(酒税法上の品目は発泡酒②,以下同),発泡酒)市場は2%減となったと推定される。相次ぐ食料品や日用品などの値上げにより家庭用で買い控えが広がったことが大きく影響し,上期は2年連続で前年割れとなった。
こうしたなか,2026年のビール系飲料の酒税一本化に向けて減税となったビールが好調だ。ビール系飲料に占める構成比は16年ぶりに5割を超え,ビールへの回帰という光明が差し込んでいる。
本号では,2024年上期のビール系飲料およびノンアルコールビールテイスト飲料の市場と主要ブランドの動向を取りまとめ,下期の市場展望とブランド戦略についてリポートする(以下,函数は1函=633ml×20本換算)。…続きは本誌をご覧ください。
本号のその他の内容
- トレンドレビュー
- フルーツティーは若者のココロをとらえるか?
- Special Report:株式会社伊藤園・株式会社堀口園・鹿児島堀口製茶有限会社
- 緑茶のトップブランドが担う茶産業の振興
- 特別リポート:沖縄飲料市場
- 未来の日本を示す沖縄飲料市場を取り巻く環境
- マーケティング:アサヒビール
- ニッカ創業90周年,プレミアムウイスキー分野でグローバルトップ10をめざす
- News from U.K.
- いったい誰に届けるのか? 重要度が増すターゲット戦略
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