本誌立ち読み

PETボトル化の完成とその先，課題を考える

　2020年は近年にない象徴的な年だ。新型コロナウイルス感染症拡大と東京オリンピック・パラリンピックという世界的イベントの開催延期は，誰にも未来は予想できないことを再確認させた。また新型コロナウイルスの知識が充分に蓄積・共有され，ワクチン開発を含めた対処法が確立するまで要求される“３密（密閉，密集，密接）を避ける”生活様式は，清涼飲料の消費にも影響を与えている。人々の変化した行動様式にあわせるように，製品や販売チャネルが変化している。
　こうした激烈な変化を要求する2020年だが，清涼飲料市場で変わらないこともある。それはPETボトル化の進行だ。2019年に75.2％（表１，液量ベース）を占めるまでに成長したPETボトル入り飲料は，今年も構成比を高めている。
　極度にPETボトル化した清涼飲料産業は，この容器と命運を共にするだろうか？　本特集では，PETボトル飲料を巡る最新事情と課題をリポートする。…続きは本誌をご覧ください。

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