本誌立ち読み
特集 飲料の新製品開発 ー香料,食品素材,添加物
製品開発が飲料産業のさらなる進化を促す
2017年の清涼飲料市場は,10月まではほぼ前年並みで推移しているが,天候不良が続いていることから最終的には前年をわずかながら下回る可能性が高まっている。仮に前年割れを起こした場合は,2014年(0.9%減)以来となる。
飲料産業は,これまで新製品によって市場の活性化と成長を促してきた。自由な発想が市場に革新をもたらし,その革新がさらに自由な発想を生み出してきた。この革新こそが飲料産業を持続的に発展させる原動力といえるだろう。
しかしながら,昨今の飲料産業では利益重視がより強まっていることから,既存ブランドを活用する事例が増えている。これが新たな製品開発の足かせになっている。
飲料市場の持続的成長のためには,長年にわたって続く健康志向を背景にした特定保健用食品や機能性表示食品などの機能性飲料だけでは不充分で,いっそうの工夫と新しいアイデアを盛り込んだ新製品の開発が必要不可欠だ。新しい味や香り,テクスチャー,色など,“おいしさ”を追求した魅力のある製品開発がきわめて重要だといえるだろう。この点で香料や食品素材,添加物が果たす役割は大きい。これらを効果的に使用することで,より革新的な飲料開発が可能になるからだ。本特集ではそうした新製品開発に役立つ香料や食品素材,添加物などについてリポートする。…続きは本誌をご覧ください。
特集の主な内容
飲料・乳業・酒類市場と新製品開発
天然原料の代替提案が活発化
発酵法による天然香料の開発が進む
香料・添加物サプライヤーの最新動向
本誌立ち読み
特集 PETボトル2017 ー3
変革が迫られるPETボトル
PETボトル飲料が飲料産業を圧倒していることは,容器別生産量の推移を見れば一目瞭然だ(表1)。小型PETボトル使用の自粛が解除された1996年は缶が57.7%を占めていたが,そこから20年で形勢は逆転し,2015年はPETボトルが70.9%,2016年は72.0%にまで達した。
現在清涼飲料産業は,極度にPETボトルに依存した体質になっている。それだけにPETボトルの進化は,清涼飲料産業の進化とまったく一致するといってもよいだろう。同様に,PETボトルが抱える課題は,そのまま清涼飲料産業が抱える課題でもある。
本号では,前号に引き続きPETボトルを取り上げる。またdrinktecリポートの連載記事を掲載している。世界の飲料技術トレンドをあわせて参照されたい。
…続きは本誌をご覧ください。
特集の主な内容
PETボトル最後のフロンティアに挑戦
アンチダンピング課税開始
新コンセプトの高耐熱PETボトル成形機が登場
容器サプライヤーの最新事情
本号のその他の内容
- Special Review:drinktec 2017
- 世界最大の飲料産業展が魅せる未来 ー2ー
- Field Report:株式会社エフピコ
- リサイクルが競争優位性を創造する
- Field Report:ジャパンフードテック株式会社
- 商品開発を裏側から支えるテストパックプラント
- 特別寄稿:機能性飲料の高付加価値化に貢献するプロバイオティクス原料の提案
- Ganeden, Inc.
- News From U.K .: 安全・健康需要で伸長する有機製品
- 安全・健康需要で伸長する有機製品
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