本誌立ち読み
特集
ウォータービジネス2018
新局面を迎える水市場
—重要性を増すミネラルウォーター,炭酸が活路のフレーバーウォーター,急変する宅配水市場—
ウォータービジネスは新局面を迎えた。
ミネラルウォーターは,日常の生活水だけではなく,災害時のライフラインとしての重要性も増している。
およそ20年ぶりの流行を取り戻しているフレーバー(ニア)ウォーターは,フルーツから乳,茶,スパイスや炭酸へと応用が高度化している。
高成長が続く宅配水(HOD)は,清涼飲料市場の一角を成す規模に成長してきた。その一方で事業環境に変化が訪れている。
ミネラルウォーター市場の拡大続く
2017年のミネラルウォーター類の国内生産量は,325万4,788kl(前年比102.5%)となった(表1・2参照)。この生産量は,基本的に成長が止まることのない右肩上がりが続いている。清涼飲料水に求められる使命の一つが生活の基本を支えるライフラインであるが,ミネラルウォーターは,まさにライフラインとして市民生活に浸透し続けている。
ただし,これは国産のミネラルウォーターに限る事象だ。輸入のミネラルウォーターも長期的に見ると拡大基調だった。しかし2011年の東日本大震災による緊急需要で輸入量が増加したことを除けば,2007年を境にして縮小傾向が続いている。これは,輸入のミネラルウォーターを嗜好品として市場開拓を続けてきたことが要因の一つだ。
よく知られているように,日本ではミネラルウォーターの水質による差別化はきわめて難しく…続きは本誌をご覧ください。
特集の主な内容
フレーバーウォーターの新局面
美しいボトルデザインの開発手法
成熟市場へと向かうHOD
“配達”がHOD事業を左右する
主要ミネラルウォーターブランドの動向
主要HODブランドの動向
主要HODサプライヤーの動向
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特別企画
2018年上半期ビール系飲料市場
上半期は6年連続で前年割れ,新ジャンルに活路
ビール系飲料(ビール,発泡酒,新ジャンル)市場の減少傾向は,2018年も変わらない。2018年上半期(1〜6月)のビール系飲料の課税数量は,前年同期比3.6%減となった。これにより1992年に現行の統計を始めて以来,上半期としては過去最低を6年連続で更新し,底の見えない市場となっている。
今上半期は,昨年6月の酒税法改正による店頭売価上昇が影響して減少となった。また今春の一部業務用商品の値上げ,割安感のあるチューハイやハイボールへの流出も減少の要因で,特にビールの落ち込みに影響した。
一方,アルコール分0.00%のビールテイスト飲料市場は,2018年1〜6月で前年同期を上回ったと見られる。今年はサントリービールとアサヒビールからPETボトル入り製品が投入されて注目を集め,再び活性化している。
ビール各社とも市場縮小を食い止めるべく酒税の一本化を見据えてビール強化の戦略を立てているが,今年も前年割れの様相が高まってきている。ビバリッジ ジャパンでは,2018年上半期のビール系飲料およびビールテイスト飲料の市場とブランド動向をまとめるとともに,下半期の市場予測と主要ブランド戦略などについてリポートする。…続きは本誌をご覧ください。
- Report:第3回 Drink JAPAN
- 飲料産業の今後のトレンドを探る
- 特別インタビュー:IPS President Stephan R. Schaerrer氏
- MENAが放つ無限の魅力
- 新企画:BJ Monthly Beverage Watch(2018年6月)
- 多様化する熱中症対策飲料
- News From U.K . Special
- International BEVERAGE Awards初開催,その結果は?
本号のその他の内容
好 評 連 載 記 事 |
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