本誌立ち読み
特集 宅配水とミネラルウォーター,フレーバーウォーター
ミネラルウォーター・宅配水の成長と無糖化に向かうフレーバーウォーター
少子高齢化と人口減少が日常の話題になっている。厚生労働省の発表によれば2018年(平成30年)の日本人の人口は1億2,435万人の一方,出生数から死亡数を引いた自然減が44万8千人となったことが発表された。この人口減は2007年から12年連続で,累計の減少数は265万4,647人となる。人口減にともない,当然に平均年齢は上昇=高齢化することになる。
高齢化すれば人々は健康への関心を強くし,日常生活もそうした傾向へとシフトしていく。清涼飲料では,有糖飲料から無糖飲料へのシフトが見られるようになる。すなわち,ミネラルウォーター類の消費増になって現われる。
(一社)全国清涼飲料連合会の発表によれば,2018年のミネラルウォーター類の生産量は365万7,600kl(前年比112.4%)だった。また(一社)日本宅配水&サーバー協会(JDSA)の発表によれば,宅配水(HOD)の生産量は132万8,000kl(同106.6%)となっており,これらを合計すると498万5,600klとなる。この生産量を他のカテゴリーと比較すると,炭酸飲料(357.4万kl)やコーヒー系飲料(326.7万kl)を突き放し,茶系飲料の645万8,055klを射程に収めるほどの規模になる。つまり無視できない圧倒的なスケールをもった市場なのだ。
すべての容器入り清涼飲料(シロップを除く)の生産量は2,202万6,112klだが,これにはHODの生産量が含まれていないので,それを加えてミネラルウォーター類とHODの構成比を計算すると21.3%となる。茶系飲料(27.7%)との差はますます縮まり,日本の清涼飲料が無糖飲料化している様子がよくわかる。…続きは本誌をご覧ください。
特集の主な内容
ミネラルウォーターが過去最高を更新
フレーバーウォーターの新陳代謝と飲料トレンド
HODに続く成長
ストックビジネスとHOD
過熱する顧客獲得競争
HODに高まる事業リスク
HODとミネラルウォーターは競合へ
主要ミネラルウォーターブランドの動向
主要HODブランドの動向
主要HODサプライヤーの動向
本誌立ち読み
特別企画 2019年上期ビール系飲料市場
- Field Report:株式会社ワイマーケット
- SOT缶を活用しクラフトビールの拡大をめざす
- トレンドレビュー: BJ Monthly Beverage Watch 2019年6月
- 熱中症対策飲料2019,CSRとビジネスの狭間で探る打開策とは?
- News from U.K. Special:ニュートレンド?今こそ押さえたい大麻飲料のイロハ
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